2019年は1月8日の稽古始めから12月22日の納会まで、ケガもなく無事道場を運営できましたこと大変うれしく思います。大東流合気柔術並びに一刀流の流祖並びに伝承いただきました先師また近藤勝之本部長はじめ宮内一先生、大石浩行先生に厚く感謝申し上げます。また門下生にも楽しく稽古できたこと誠にありがとうございました。
1月8日の両国道場一本になった年の初稽古を行いました。
2月2日は高円宮妃をお迎えして日本古武道協会40周年の式典が多くの武道関係を交えて開かれました。
2月3日は日本武道館で第42回日本古武道大会が開催されました。本部長はじめ本部指導員、当道場からは味岡君と私が出場いたしました。
4月20日は東京浅草リバーサイドにおいて日本古武道振興会演武大会において演武をさせていただきました。河野・滝口・味岡・前川君が参加し演武いたしました。
4月27から30日にかけて地中海の孤島マルタ共和国で8回のセミナーを開きました。
多くの海外の門下生の指導を行いました。
5月25日は道場屋上で恒例のバーベキュー大会が開かれました。
6月27・30日は昇給審査が通常通り行いました。
8月の勝浦合宿は滝口君が3段、東君、藤原君、香山君が初段に昇段しました。また少年部の杉野琥二郎君が演武会で栄えある銅賞を頂戴しました。
10月5・6日と恒例の鹿島神宮武術交流会が開かれ多くの学びを得ることができました。
11月3日は明治神宮奉納演武大会が開かれ河野3段、味岡2段が参加し立派に演武いたしました。
12月1日は本部餅つきに参加してきました。
12月は昇給審査そして22日の大掃除・納会。
1年間の締めは墨跡展を兼ねながら門下生一同車座で行われます。大いに飲み・食し、全員で行う輪投げ大会そしてそれぞれ抱負を述べ合い、大いに盛り上がる楽しい一晩になりました。
普段稽古している技以外に大東流には多くの技が存在します。
それらを皆さんに覚えていただくために、数千にわたる技法の再現を行っております。
かなりの時間を要する仕事ですが、できるだけ多くの技法再現を行いたいと努力しています。
一刀流も江戸初期に存在した古流の技法研究も進めています。充実した一年を過ごさせていただきました。2020年もよろしくお願いいたします。
令和元年10月5日、6日と両日にわたり恒例の鹿島神宮奉納日本古武道交流演武大会が開かれました。令和になって初めての第10回大会になりました。今までで一番多い37流派が集結いたしました。
それぞれの流派の伝統と歴史が技そのものに込められているのは非常に興味深いものがあります。当流は臼山秀遠本部指導員も参加しての大会になりました。次代の後継者として多くの事を学んでもらいたいものです。
当流の兄弟である大東流合気柔術琢磨会も参加いたします。これも鹿島の大会の特徴で大変楽しみの一つでもあります。琢磨会は武田惣角先生の晩年の弟子である久琢磨先生に伝えられ現在は森恕先生を中心に、主に関西地区で活動されています。
久琢磨先生は戦前、朝日新聞社において、当初植芝盛平先生からまた後半は武田惣角先生から大東流を学ばれました。久先生には生前、私も兄も大変お世話になり、お身体が不自由の中沢山の技をご教導いただきました。また大変温厚で素晴らしい先生でありました。そんなご縁もあり、森先生や高弟の川辺先生にも親しくお付き合いをさせていただいています。
秘伝目録の技はもとより随所に入る合気技や総伝技は大変勉強になります。今回も福岡先生はじめ三上・坂本・中岡先生と意見交換をさせていただきました。いずれチャンスがあれば合同稽古等も行なわせていただければとも思います。
いずれにしても勉強になるものはどんどん取り入れそれぞれの流派が古きを守り、その中でしっかり成長発展出来ればと、強く感じた大会でもありました。
8月5日から10日にかけて恒例の日本武道館勝浦研修センターにて合宿が行われました。
今年は50周年記念事業もあり100人を超える合宿参加者となりました。
多くの門下生と相まって一段と湿気を帯びた暑さには苦しめられました。
いつもなら外気も取り入れて朝稽古を行っていましたが、今年はフル冷房で行いました。体調不良で長期ダウンするものや大きなケガも無かったことは幸いでした。
国内はもとより数十各国の門下生も大東流ファミリーの如く厳しい中に和気あいあいと充実した稽古を重ねることが出来ました。
昇段審査には滝口太士が3段に、東健太郎、藤原雅樹、香山由紀子がそれぞれ初段に昇段しました。演武大会では各人熱の籠った演武を披露することが出来ました。とりわけ少年部の杉野琥二郎は銅賞を受賞しました。皆さんよく頑張りました。
翌日、千葉の東天紅において、近藤勝之先生道場設立50周年記念祝賀会が行われました。古武道の多くの宗家やご来賓並びに門下生と200名近い参列者になりました。関連する方々の思い出話にはそれぞれの時代の一生懸命さを感じ、私も道場創設前からの関わりですので感無量の想いがあります。
本部長よく頑張ってこられました。厚く厚く感謝申し上げます。